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カヤック遠征日記 25日目 - 東京まで1000K東京まで1000K

カヤック遠征日記 25日目

僕はあまり十分な睡眠をとれないまま目覚めた。天気を確認すると、5~7m/sの北西の向かい風が吹く中、本橋さんの住む、南伊勢町へ向かって漕いで行かなければならない。テントのジッパーを開け、昨夜気温が下がり、とても冷たくなったゴム長靴に足を入れる。僕はふらふらしながら、次のゴールへ向けて漕ぐため、暗くて寒い旅の朝へと繰り出す。

この辺りを漕いでいると、山の景色がずっと続き、特に大きく突き出した半島の鵜倉園地など、ナビゲーションのおもしろい訓練になった。お互い数キロメートルの距離にある3つの半島があるのが、地図上でははっきりと見えるのに、僕は実際の距離を地図上で換算するのが苦手で、なかなか見分けるのが難しく、自分が今どこの半島のあたりにいるのかがなかなか分からない。15分くらい地図を見ながら、実際の景色と地図上の景色を照らし合わせ、地図の上に指でジグザグを書きながら、この広大な景色の中にいるちっぽけな自分の場所までを地図でなぞっていく。ついに僕は自分が丸山の方へ向かっていることが分かった。

運がいいことに、僕はちょうど、とても大きな船が釣り人たちを送迎するところを見ることができた。釣をするのに、よくあるのはチャーターボートで小さな島や岩へ行く。時には、岸から数十メートルから1キロメートル離れた場所だったりする。この船の操縦はたいていとても高い技術を持った船長が行う。この船は岩にぶつかったときに衝撃をやわらげるため、船のへさきの部分のまわりにタイヤがつけられている。実際に船のへさきが岩へ突っ込む。たまに波が荒くなる中、漁師たちは荷物を降ろすのに行ったり来たり走っている。それで今…僕はこの岩だらけの場所でしかも波がうねる中、この送迎を見ている。とてもよく整備された白い船が2人の漁師を迎えに来た。僕は船が水平に岩に近づき、みごとに直角に曲がり、タイヤが少し、岩にドンとあたる。拡声器で何かしゃべっている。岩で待っている漁師たちに船に乗るように知らせるための合図だ。すると、漁師たちはボートと荷物の間をダッシュで往復する。船長は慎重に減速しながら船の位置をキープする。この光景を熱心に見ているたが、近づいてくる大きな波に備えなきゃいけないので素早く前を向く。そのあともう一度、後ろを振り返ると船のへさきには1人しかいない。船が激しく揺れると、そのとき何かオレンジ色のバッグのようなものが海の上で上下に揺れているのが見えた。もう1人がどこにいるのかが気になり、もう一度船の方をよく見てみると、あのオレンジのバッグのように見えたのがもう1人の漁師だった。おそらく彼は船に乗ろうとして船から岩につないだ小さい乗降口から落ちてしまったのだろう。少し心配になったが、彼はなんとか泳いで岩のところまで行き、見た感じゴルフバッグにも似た釣り竿ホルダーを抱え、もう1人に助けられた。また、釣網もしっかりと手に握っていた。僕はこの男性の懸命な行動に感心した。この緊迫した状況の中でしかも、凍るような冷たさの水の中、船はほんの数メートル先にあるのに、その大きな船はただ風によって激しく揺さぶられている。そんな状況でもしっかりと自分の道具を持ち、自力で泳ぎ戻ったのだ。

南伊勢町に近づいて来た、本橋さんのカヤックベースの近くまで来ている。大きな竹の棒をが振られているのが見えて来たとき、とても安心した。僕はビーチで待っている遠くに小さく黒く見えるその人物のほうへと漕いでいった。広い範囲にわたって、小さなスチールパイプが50mくらいの何百個もの正方形を作り、海底から突き出いる。その区域を過ぎて、カヤックを何かに当てて傷つけないように注意しながらビーチランディングをする。ついに本橋さんに会うことができとても幸せな気持ちになった。それから彼が差し入れしてくれたチョコレートパイと2リットルの牛乳で元気がわいてきた。

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